こんにちは、KIYOです。
今回は、仕組み化スキルということで、企業が1店舗や1クライアントから始まり、一気に経営拡大し大企業になるために必要な仕組み化について学んでいきたいと思います。ここでの仕組み化とは、人数が増えたとしても、事業のスピードと収益性を保ったまま、経営の拡大を行うための方法のことを指します。では、始めていきましょう。
モチベーションに左右されない仕組み
事業で一番疲れるのは人のモチベーションケアです。コツは、話し合いはせずに、必ずトップダウンで行うことです。
例えば、部下と飲み会などに行って「期待してるぞ!」と言われたとします。その時は、モチベーションが上がっていますが、次の日、彼女とでも別れようならそのモチベーションは、地に落ちます。
このように、モチベーションは、簡単に外部要素に左右されてしまいます。そのため、モチベーションに左右されないマニュアル化とタスク化を徹底することが重要です。マックやコンビニの店員は、完全マニュアル化しているから、誰が仕事をしても同じ結果を生むことができます。以下の図のように人とステップを分けていきます。
LIM代理店のシステム販売のマニュアルを載せていますが、毎回システム販売の説明せずとも、代理店に資料として渡すだけで済みます。
特別対応は不要
1人にサービスを提供することは簡単です。しかし、いつも「もし1000人だったら?」というスタンスで、ビジネスを設計しなければなりません。毎回毎回、スタッフやお客様の意見を聞いていては、事業のスピードが遅くなってしまい、人員も割かれることになります。必ずトップダウンで運営し、やり方を1つに徹底することが、事業を拡大するためには欠かせません。
例えば、毎回メールの対応を個別していては、1000人いたらとても大変です。メールの対応はすべて定形文化し、ハッピクロージングとして、プラスで人間味のある一言(これも日替わり定型文)を加えます。また、フォーラムをURL化し、新しいものや変更点があれば、そのURLの内容を更新するだけにすれば、PDFやパワポをメールでクライアントに送らずとも済みます。
このように、1人で1000人・10000人を対応できるような仕組み作りが大切です。
トップ営業マンはいらない
トップ営業マンはいりません。それは、経験・年数に左右されます。全員平均の営業成績でいいのです。仕組み化することで営業成績も一定に安定させることが重要です。トップ営業マンが辞めて潰れるような企業を作ってはいけません。
動画で、新人研修や営業活動を行うことで、徹底的な効率化をすることができます。
例えば、営業の研修は毎回やるのはとても面倒です。入社前に動画を見て学んでもらい、いくつか質問をして、正解だったら入る事ができるような仕組みにすれば、入社後の研修は不要です。また、新しいサービスの発売などの際も、資料動画を作って、その内容をクイズにして正解した人だけが売るようにすればいいのです。
また、営業においては、特にクライアントを選ぶことが事業の効率化に重要です。クライアントを選ぶ際のチェックポイントとして、①会う期間をなるべく狭める、②温度感を見極める、ことが営業スピードを上げる要素になります。1つ方法として、興味をもってくれたクライアントに動画のリンクを送ります。そこで、分からないことを聞いてもらったり、アポをとって会いましょう、としておき、それが嫌だというクライアントは断る形にすれば、逆に効率化を図ることができ、拡大性をもって事業をすすめることができます。
マネジメントも仕組み化
次は、企業内部の部分のマネジメントについてです。そもそも組織というのは下の図のように成り立っています。
マネジメントとは、この組織を機能させるという部分に当たります。
しかし、それぞれの個人の自己実現が違うため、すべての人に同一のマネジメントは不可能です。しかし、それぞれにあったマネジメントをするのは、これも不可能というかかなり大変です。そこで、働く目的別に大きく3つに振り分けることで解決できます。
①安定目的
バックオフィス系の職種に多く見られます。家族構成によって多く見られます。
②金銭目的
成果報酬を好む、営業職に多く見られます。
③自由目的
お金をいくらあげてもやりたいことをさせてやらなければ辞めます。エンジニアやプログラマーに多く見られます。
それぞれに振り分けた上で、3つのタイプにあったマネジメントを行うように意識することで、それぞれの心に響くマネジメントができ、給与面についても考えやすくなります。
まとめ
「モチベーション=パフォーマンス」に左右されない企業を作り、いわば人に依存しない企業にすることが重要だと感じました。すべての業務でマニュアル化・タスク化を徹底することで、事業スピードや拡大性を上げることができるようになります。まずは、自分に置き換えて、今行っている業務がいかにして効率化できるか、日頃から考えることが今回のアウトプットになります。では!
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